超・格差社会アメリカの真実
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時と場合を使い分けて見ることも必要でしょう。
今回ご紹介するのは「日経BP社」から発売されている超・格差社会アメリカの真実です。
お値段は ¥ 1,785 です。
購入者の感想はこちら↓です。
プロフェッショナル階級が書いた本日本の現状に対する認識が甘いというか酷い。
「どの階層に属している人も、自分よりも下は無能か怠け者だから貧しく、上は金持ちの家に生まれたから金持ちなのだ、と思っている。」とのことですが、これは著者にも当てはまることでは?
渡辺雅男『階級!』程度は参照してほしいなと。
カースト制度こそないものの、日本にもありますよ。中々見えないけど、歴然とした、より巧妙な階級が。
その辺りで後読感が非常に悪かったので、星2つ。
アメリカは広いだけで深くはない。これを知っておかないと深みにはまる。遠くて近い国、アメリカ。
でも僕らが知っているのは、金髪、巨乳、青い目くらいだ。
日本はアメリカの仲間入りをしようと努力している。
でも、風土が違う。文化が違う。気質が違う。
こういったことを無視しては、マネをしたところで失敗をするだけだ。
・単純である
・常識がない
・未知との遭遇
・それでいて前向き
これらの要素を日本人は飲むことができるのか?
日本人的価値観からすれば「バカ丸出し」だ。
それでも彼の国はそれなりにうまくやっているようだ。
このことを本書で、実証データを交えながら知ることができる。
この本を読んで気になったことが、ひとつ。
著者は、日本の格差問題は「給料の額の格差」であり、
アメリカの格差問題は「資産の偏在という格差」であって、
問題の根はアメリカの方が重く、日本の方は努力次第で何とかなるみたいなことを
言っているが、
日本の場合、中産階級は存在せず、大多数がサラリーマンであり、無産階級だ。
アメリカの開拓初期ように、土地をタダ同然で手に入れることも、地面を掘ったら石油が出ることもない。
やっとの思いで手に入れた持ち家は資産ではなく、ただの負債であり、
地価上昇の恩恵にあずかってセミリタイアなんてことはほとんどない。
ほとんどの人間の感覚は「働く者食うべからず」と「会社に認められて1人前」の2本立て
労働奉仕型資本主義の感覚しかない。
1億総中流の幻想は、会社に余裕がなくなれば吹き飛んでしまう脆い代物だった。
著者は、「クビにならないように努力しないのが悪い」
「キャリアパスがすぐもらえないことをガタガタ抜かすな」など厳しいことを言っているが、
その自立心あふれる発言を厳しいと思ってしまうほど、日本人はアマちゃんなのだ。
それだけに、アメリカ流機会均等自己責任方式が雪崩れ込んでくると、
アメリカ以上にひどい結果になるのではないかと拙者は心配なのである。
アメリカの格差社会云々というよりもアメリカの深層問題を指摘した一冊良書です。アメリカの実体、深層部の問題について的確に書かれた一冊だと思いました。
格差社会?というタイタルが付いていますが、格差社会云々というよりも、アメリカの根深い問題を浮き彫りにした内容だと思います。
メディアコントロールと脳天気、ステレオタイプにさせられている、いわば洗脳国家、この辺りの指摘にはニヤリとしてしまいました。
アメリカの教育の深層的な問題については勉強になりました。日本とは異なる根深い問題が醸成された歴史があります。
ハリウッド映画の奇妙な謎も解けました(笑)。
そして問題を問題と気付かせないメディアのあり方は、日本とは対称的な印象です。
この本はおそらくアメリカでは絶対に出版されない本でしょう。著者の指摘の通りです。
自由経済の最先端を走るアメリカの姿は、皮肉にも産業革命時代に先祖帰りしているのでしょう。
この本は今後の予測をする上でも参考になると思いました。